
SCENES FROM ELSEWHERE · 2026
ここではない場所の日々。
現実の外側にあるいくつかの場所で、ありふれた写真を撮りました。
夕暮れ、風に揺れる裾、誰もいなくなった通り。カメラを見なかった、その一瞬も。
00 / 写真について · INTRO
I remember the minutes
when nothing happened.
いつも、すべてが終わってから写真を撮りたくなります。
戦いが終わり、灯りがともり、みんなは次の場所へ急いでいく。
あとに残るのは、何の役にも立たない数分間です。
物語を変えることのない時間。たぶん、だからこそ忘れられないのです。
01 / COLLECTIONS
Places, for a while.
同じ地図には載っていないし、出会う理由もありません。
それでも、写真を並べてみると、案外うまくやっているようです。
01.1 / LOST ARK
写真をもっと見る ↗Minutes between battles.
アークラシアが静かになることは、めったにありません。
仲間が去ったあとも、鎧には少しだけ温もりが残り、人気のない広間に夕日が差し込みます。
そんな時間を撮るのが好きです。
次の戦いはまだ始まっていない。だから今だけは、何者にもならなくていい。
01.2 / 逆水寒
写真をもっと見る ↗When the wind passes.
江湖の人々は、いつもどこかへ急いでいます。
誰がどこから来て、どこへ行ったのかは覚えていません。橋のたもとの風、袖に落ちた花、月明かりの下で立ち止まった誰かのことは覚えています。
物語に残るのは結末です。写真に残るのは、そのときのことだけです。
01.3 / キラパラ
写真をもっと見る ↗A diary without words.
服を一着替えるだけで、気持ちまで少し変わることがあります。
布地は言葉より正直で、色は本人より先に、昨日とは違うと認めてしまう。
だから写真に残します。文字のいらない日記のように。
明日の色については、クローゼットもまだ秘密にしているようです。
02 / LOCALIZATION
When words
travel.
言葉は別の言語へ移るたび、少しだけ自分らしさを失います。
声の調子は薄れ、冗談は少し遅れ、口にされなかった気持ちは途中で迷子になりやすい。
私はそれを探しに戻り、もう一度、文の中へ連れて帰ります。
韓国語原文をもとに、簡体字中国語と繁体字中国語へ翻訳し、用語、語調、構造を確認してパッケージ化しています。
訳しやすい言葉もあります。難しいのは、それを口にしたとき、その人がどんな顔をしていたかです。
非公式のファンローカライズプロジェクトです。ゲーム名・画像・関連資産の権利は各権利者に帰属します。
実際には起こらなかったのに、長いあいだ頭の中に残っている景色があります。
始まりは、一着の服や髪の色、ぼんやりした表情だけかもしれません。
生成ツールの力を借りて少しずつ輪郭を与え、人の目で選び、整えながら、想像にいちばん近い一枚を残しています。
残りは、まだそっとしておきます。



04 / ABOUT
HARINEZUMI
冬です。
ゲームの風景や服、それから報酬のない時間が好きです。
写真を撮ったり、色を染めたり、キャラクターの絵を作ったり。ひとつの台詞をどう言えばいいか、長く考えることもあります。
この場所に、大げさな理由はありません。
好きになったものが、何も言わずに消えていくのを、ただ見送ることができなかっただけです。
ここには、まだ消えてほしくなかったものを残しています。


